【SV S1-悪テラス悪統一】純黒の悪道【最終5602位 レート1907】

【はじめに】

S1 最終5602位 レート1907

ポケモンSVがついに発売して、新時代のS1!

最終4桁とまずまずの結果を収めることができたので、構築記事を書くことにしました。

新時代開幕からいきなりですが、他人とは違うことがしたくなり、悪統一に加えて、悪テラス統一に挑戦してみました。

これが思った以上に自分の肌に合っており、使いやすかったです。

また、対戦中にもタイプ統一を崩さず、悪タイプのみでシーズンを戦い抜いたのは悪タイプを極めてる感があり、とても楽しかったです。

ただ、最終成績がうまくいったため調子が良いことを書いていますが、

ぶっちゃけると、対面でごり押し可能なダイマックスがないため、シーズン開幕当初は少し不安でした。

しかし、対戦を重ねていきながら、

自分の性に合っている+俗に言う「強い動き」 とはどういうものか?

の疑問に対して回答を見つけることができ、勝ちやすくなったのかと思います。

これは環境変化に伴い順位が溶けた時も、今の環境でも自分の得意とする強い動きができるように構築を修正できたため、復活できたのかなと思ってます。

この強い動きというのを得るか得ないか、知っているか知っていないかでは、構築作成や選出段階において雲泥の差が出ると、今回改めて学べた気がしました。

【使用パーティ】

【SVの対戦考察】

SVが始まった当初、まず最初に実感した剣盾との違いが以下の2点です。

 ・こちらが不利な場合、無理やり居座れない

 ・こちらが有利な場合、相手はまず交換する

これらの理由は当然、ダイマックスがないことに由来してます。

7世代からやってきた人からすると、むしろこれがポケモンというゲーム本来の動きでで、ダイマックスがおかしかったということなのかもしれません。

有利不利対面ができれば不利側は交換し、そこからサイクル戦が始まりますが、

弱点が共通してる統一パではサイクル戦に不利になりやすいです。

そこで、勝つためには相手のサイクルに付き合わないことが重要と考えました。

注意点として、「交換しない/させない≠サイクルしない/させない」です。

解決作は色々あると思いますが、

私は「こだわり火力+一致テラスの超火力」で相手の交代先に予想以上の負荷をかけ、サイクル不可能にする方法をとりました。

さらに、どうせならテラスタルも悪テラスタルに統一し、通りの良い超火力の悪技を叩き込む戦法に辿り着きました。

ただ、こだわりアイテムにもデメリットがあり、それは打ち分けができず、相手の後続の起点になりやすい点です。

その対策案として、捨て台詞を新規習得したオーロンゲのクッション性能に着目し、

こだわり枠→ゴツメロンゲ引き→捨て台詞→こだわり枠→珠や襷アタッカー

のようなこだわり枠を再展開できる動きが強いと考え、本構築の開発に至りました。

【タイプ統一とテラスタル

ラスタルについては、概ね3つの使い方があり、どれも一長一短かなと思います。

①一致テラスタルで火力アップ

②不一致テラスタルで範囲アップ

③弱点消すタイプのテラスタルで耐久アップ

各効果を重複するテラスタル(炎テラスガブなど)は強い使い方かなと思います。

今回、タイプ統一において大事だなと感じたのが、ラスタル依存の構築にならないようにする事です。

タイプ変更により本来苦手であるはずの相手を逆に返り討ちにできる点は、タイプ統一においてとても魅力的ですが、

結局、テラスタルは1体しかできません。

不利な相手はテラスタルで対処すれば良いやという考えは、構築の甘えに繋がり、不利な相手が複数出てくると簡単に崩壊します。

逆にテラスタル無しでも戦えるように構築を組んだり、プレイングでカバーしたりすることは個人の能力向上につながり、勝率が安定すると考えています。

そういう意味では、テラスタルはなんでも良いと思います。

個人としては、すぐ甘えてしまいそうなのと、悪タイプをさらに極めたかったため、悪テラス統一を選択しました。

【構築経緯】

まず、最初にこだわり眼鏡+悪テラス悪の波動の高火力が出せる①眼鏡サザンドラを採用しました。

悪テラスを切れば、4倍弱点や氷弱点が消えるのも優秀です。

もう一体の超火力役として、サザンドラの苦手なウルガモスガブリアスボーマンダカイリュー、ドラパルトに強い点から、②鉢巻バンギラスを採用しました。

悪テラスを切ると砂ダメや特防1.5倍が消えますが、弱点が一気に消える点や悪テラス噛み砕くでHBアーマーガアの受け出しを許さない点は強力でした。

この2体を起用した際の懸念として、相手の後続の起点になること、初手で不利対面が起きた際に瓦解するため、引き先として③ゴツメオーロンゲを採用しました。

この3体では、壁構築対策の相手の初手チョッキドドゲザンやマリルリに勝てないため、初手に置きやすく、けたぐりを覚え④襷マスカーニャを採用しました。

襷マスカーニャはドラパルトのドラゴンアローを耐えないですが、オーロンゲを受け出しできるので安心でした。

次に,相手のオーロンゲの壁展開阻止でき、セグレイブやニンフィアが重かったため、⑤チョッキドドゲザンを採用しました。

最後に、中盤に流行ったスカーフマスカーニャの蜻蛉返り、けたぐり、じゃれつくに蹂躙されやすかったのと、竜舞セグレイブや蝶舞ウルガモスを止めることができなかったことから、色眼鏡+出会い頭+悪技の範囲が優秀な⑥珠エクスレッグを採用し、構築が完成しました。

【個別紹介(NN)】

①オーロンゲ  (Titan)

構築の要 、縁の下のマッスル

剣盾の頃はキョダイ個体のアタッカーを愛用していましたが、

今作ではHBゴツメクッション枠として採用。

環境初期は珠不意打ちアタッカーで使用してましたが、環境が進む中で不意打ち択が安定しなくなり、鉢巻バンギの加入も合わせて、ゴツメクッションにたどり着きました。

いたずらごころによる先制挑発であくびやステロ、金縛り、鬼火、積み展開の阻止が行うことができ、

新規取得技の捨て台詞によって、相手の特殊アタッカーへの交換を確認してから有利対面を作れる動きが強かったです。

また、カイリューなどの物理アタッカーにもイカサマのお陰で打点が高く、

悪テラスを切ることでイカサマの火力を上げつつ、鋼の弱点を消すことができ、ハッサムなどを返り討ちに出来ました。

オーロンゲはオーソドックスな壁張り型、こだわり鉢巻や命の珠のアタッカー型、行動補償のある襷型が多く、この型で結果残してるのは、私だけかなと思ってます。

パーティを下から支えるリーダー的存在で、最高の相棒でした。

1回目の絶望期から脱却できたのは、この相棒のお陰かなと思います。

②マスカーニャ  (Flora)

スカバイ版ウーラオス

襷で行動補償を得ながら、強い技を連打できるアタッカー。

専用技の確定急所による威嚇無効、積み無効、不意打ちによるリーチの長さはまさにウーラオス

環境序盤は雑に強かったですが、対策が進むと、うまく通す必要がある1体かなとおもいました。

ただ、相手への選出圧力も高く、必須枠だったのかもしれません。

③エクスレッグ (Hopper)

色眼鏡isジャスティ

本構築の勝ち馬。

この創世王のおかげで終盤17万位の2回目の絶望期から這い上がれました。

色眼鏡+悪技の相性が非常に良く、半減相手がほぼ存在しないため負荷をかけやすい点が優秀でした。

悠長に竜舞や蝶舞を積んでいる相手も上から倒すことができるのが特に強かったです。

蜻蛉返りでサイクルやあくび対応ができ、

出会いがしらの交代しないといけないデメリットは、ゴツメロンゲやこだわり枠との相性がよく、構築ともマッチしていました。

よくある間違った使い方としては、エクスレッグを初手出しして、耐えられて返り討ちに遭うことかなと思います。

エクスレッグの真価は、すでに削れてる相手を等倍の出会いがしらで倒し、次の相手にも等倍火力の不意打ちや地獄突きを打ち込める点にあると思いました。

④ドドゲザン (Lord)

先発から殿までこなすワンマンアーミー

汎用性の高いチョッキ枠。

格闘4倍が不安ですが、それ以外には高い種族値とチョッキによる場持ちが強く、選出しやすい1体でした。

格闘技が不意に飛んでこないようにするために、壁対策やセグレイブ対策以外ではなるべくバトル終盤に選出した方が強いのかなと思います。

終盤登用は特性の総大将との相性が良いのもポイント高かったです。

バンギラス (Tyrant)

過小評価されてるゴジラ

剣盾では大活躍だった悪の600族1号。

有利不利相手がわかりやすく、相手の交換を読みやすいので、鉢巻悪テラス噛み砕くで交代先に負荷をかける立ち回りが使いやすかったです。

特にHBアーマーガアは出されやすく、返り討ちにできる立ち回りをできたのは、我ながら偉かったです。

マリルリ対面も鉢巻岩雪崩で大きく削り、後続の眼鏡サザンで狩れるのでマリルリ入りにも投げられました。

耐久も高く、ガブリアス地震を耐えるので、返しの冷凍パンチで返り討ちにできるのは流石600族といったところです。

また、すばやさに少し振ることで、ハッサムを上から炎のパンチで狩ることができ、数的有利を取りやすいのも良い調整でした。

サザンドラ (Hazard)

過大評価されてたキングギドラ

環境初期では本当に覇権レベルで強かった悪の600族2号。

こだわり眼鏡を持たせて、悪テラス悪の波動を連打してるだけで強かったです。

火力も馬鹿高い上に、怯みによる運ゲも仕掛けることができ、強気なプレイが好きな私の性に合っていました。

中盤以降はフェアリーテラスやサザンより早い600族ドラゴンが台頭し、肩身が狭くなり、順当な位置に落ち着いた感じでした。

しかし、悪統一には強い特殊ポケモンが少なく、ヘイラッシャやアーマーガアで詰まないためにも最後まで必須のポケモンでした。

【選出パターン】

・高火力展開選出

サザン/バンギ+ロンゲ+@1

・対面競り勝ち選出

マスカーニャ+ドドゲザン+エクスレッグ

・起点阻止選出

オーロンゲ+サザンドラ+@1

【後語り】

お読みいただき、ありがとうございました。

来期はテラス自由でやろうとしてましたが、もう少し悪テラス悪統一で上の順位を目指したいと思ったため、悪テラス悪統一で引き続き頑張っていこうと思います。

それでは〜