【SV S2-悪テラス悪統一】純黒の悪道 vol.2【最終3555位 レート1875】

【はじめに】

S2 最終3555位 レート1875

今期もお疲れ様でした。

前期の順位を超えるのが目標でしたので、今期も良い結果で終われたと思います。

今回の構築は前期をベースに改修したものなので、主に修正点を書いていこうと思います。

今回ももちろん悪テラス悪統一という、純正の悪タイプの強さを活かした構築で戦い抜きました。

おそらくSVが終わるまで、悪テラス悪統一の人として環境に抗っていくと思います。

個人的なS2の総括としては、S1と違い、環境は激変せず、前期の上位構築が流行り、メタもある程度固まっていたので、対策を立てやすく、安定して順位を保つことができた気がします。

特にトップメタに対して、投げるポケモンや並びが固定できたため、消去法的な選出ができ、選出ミスも少なったです。

【使用パーティ】

【改修点】

今期の構築は前期構築を改修したものなので、まずはS1の構築を確認ください。

【SV S1-悪テラス悪統一】純黒の悪道(アストレイ)【最終5602位】 - スパイクタウンの路地裏

まとめると以下の2点を改修しました。

①流行りだした構築への対策

②使いづらかった箇所を修正

構築としては前期と変わらず、対面的に強い5体にゴツメクッションのオーロンゲを加えることで、柔軟性を上げた対面構築です。

各改修点は個別紹介で説明します。

本構築の最大の強みは、ゴツメオーロンゲによって、環境トップのカイリューに対して強い動き、立ち回りをできたことだと思っています。

逆に1番きつかったポケモンは同じ悪ポケのブラッキー。オーロンゲに挑発を一任していたせいで、ブラッキーカイリューの並びには勝率が低くかったです。

【個別紹介(NN)】

①オーロンゲ  (Titan)

竜殺しの悪鬼

愛用しているドラゴンスレイヤーな相棒。

本構築の要であり過労死枠、こいつを失うと戦線が崩壊する試合が多い印象でした。

今思えば、本構築の勝ち馬はこいつだった気がします。

なぜなら,トップメタのカイリューに滅法強く、アンコ羽休め型には「ちょうはつ」、竜舞型には「でんじは」「イカサマ」で返り討ちにしたり、裏のサザンドラで倒せることができたからです。

ゴツメ枠なら他にも良いかもしれませんが、オーロンゲだけの強みがありました。

それは壁張りとして、有名な点です。

他のゴツメ枠の場合、大抵カイリューは逃げます。

しかし、オーロンゲの場合、相手はカイリューが交代したら壁展開からの悪巧み鋼テラスサザンドラ無双が始まると考えます。

それを防ぐためには、先に竜舞をしたり、壁より先に神速を叩き込んだり、壁を後手からアンコールすれば良いです。

そのため、カイリューはオーロンゲにほぼ居座ることが多く、その隙をついて反撃したり、電磁波で機能停止したりしました。

他にも相手のマスカーニャ、ドラパルトに強く、こちらのサザンドラを通せる動きができるのは強かったです。

前期では新規習得した「すてぜりふ」を使用していましたが、後投げされるサーフゴーに無効化された挙句、不発に終わる点や引き先が被弾するリスクが使いづらかったことから、「でんじは」に変更しました。

特性「いたずらごころ」から先制で打てる「でんじは」自体は剣盾のことから注目されていましたが、S1初期ではラムのみ積みアタッカーが一定数がいて、旨味が少なかったです。

S2環境ではサーフゴーや神速カイリューに依存している構築が多く、電磁波は刺さりやすくなっていることを察知し、

また、自身も痺れバグでの連敗に発狂し、「狩られる側」から「狩る」側に立つことを決意し、「でんじは」を採用。

ポケモンは中速が多く、すばやさ面のサポートは心強く、「あくのはどう」や「アイアンヘッド」のシナジーも良く、使い勝手が向上しました。

弱点としては、相手のサーフゴーに何もできない点があり、ゴールドラッシュ受けのチョッキドドゲザンを添えることで対応しました。

②マスカーニャ  (Flora)

スカバイ版ウーラオス

前期から変更無し。

S2序盤はドドゲザンを「けたぐり」で面白いように狩れました。

しかし、中盤からはメジャーになりすぎて、ほぼゴツメカイリューに交換され、渋くなってきました。一瞬、マニューラに代えようとしましたが、全然弱かったです笑

ただ、終盤は鉢巻変幻自在マスカーニャが流行したことで、型の誤認や鉢巻をケアした動きが増え、使い勝手は悪くなかったです。

初手のセグレイブやドラパルト対面は、勇気の初手悪テラス切りが必要で毎度ヒヤヒヤしてました。

弱点としては、ステロを巻かれることで、初手のデカヌチャンです。デカヌチャン入りには絶対に投げないことで対策をしてました。

③エクスレッグ (Hopper)

運命の戦士

前期から「とんぼがえり」を「とびかかる」に変更し、努力値もASベースにしました。

「とんぼがえり」はオーロンゲの「すてぜりふ」と同じく引き先が被弾するリスクがあったためです。

また、「とびかかる」の追加効果が非常に優秀で、確定で相手に攻撃ダウンを与えることでエクスレッグの以下の弱点を解消できた点が偉かったです。

・削れていない相手は倒せない

⇒先に「とびかかる」を打つことで、相手の反撃を耐えることができ、撃ち合い性能が向上。

・竜舞羽休めの起点にされる

⇒火力上昇を相殺でき、羽休めターンも合わせると徐々に火力を削ぐことが可能。

弱点としては、ガブリアスのような自身より早いアタッカーには後手となるため、撃ち合うことができない点でした。

④ドドゲザン (Lord)

ワンマンアーミー

汎用性の高いチョッキ枠。

今期も相手の初手デカヌチャンに合わせて先発起用が多かったです。

相手の壁展開への対策として「かわらわり」を採用していましたが、壁ドラパには意味がなく、壁ロンゲも裏のゴーストに引くため、旨味が少なかったです。

また、相手のドドゲザンを確定1発で落とせないため、威力が高い「けたぐり」に変更しました。

前期活躍しすぎたせいかといろんな方面から格闘技が飛んでくようになり、ゴツメカイリューやゴツメサーフゴーで受けられたり、環境的には動かしづらくなりました。

そういった弱い点をオーロンゲの電磁波でサポートしたり、苦手な相手を先に倒すことを意識すれば、スペックは高いので、それなりに活躍できたなと思います。

バンギラス (Tyrant)

実はハッサムキラー

最近、評価が戻ってきた悪の600族1号。

イージーウィンを取りやすかったのは間違いなくこの子でした。

交代先に負荷をかけるために鉢巻で採用していましたが、アーマーガアやマリルリが減り、技の打ち分けをできる方が動かしやすいと感じて、「たつじんのおび」に変更しました。

また、打ち分け可能な点を活かすため、ドドゲザンやノーマルテラスカイリュー対策に「けたぐり」を採用しました。まさかの悪テラスなのに悪技がないという構成になりました。

相変わらず、弱点であるはずのガブリアスハッサムに強く、不意の4倍で弱点でつくことで、相手のプランを崩壊させることができました。

流行のカイリューに対しては、明らかに強いとは言わないまでも、冷凍パンチが4倍弱点を突ける点と神速や飛行テラバーストを半減できるタイプな点から、そこそこ戦える強さがありました。

弱点としては、素早さに振ったハッサムや鋼テラスハッサムの鉢巻バレットパンチ、初手の鉢巻ガブリアスやデカハンマー持ちのデカヌチャンに不意にワンパンされて、数的不利を取られることでした。

サザンドラ (Hazard)

安定した破壊力

一時期落ちぶれましたが、なんやかんや強い悪の600族2号。

相変わらずこだわり眼鏡を持たせて、悪テラス悪の波動を連打してるだけで強かったです。

特に今期はオーロンゲの電磁波と組み合わせることでより動かしやすくなり、カイリューにもそこまで弱くない点が使いやすかったです。

意外と耐久も高く、悪テラスで鉢巻ドラゴンアローを耐えて、反撃の悪の波動で炎テラスドラパルトをワンパンできる点は優秀でした。

弱点は自身より早くて硬く、逆鱗を覚えてるガブリアス、悪技が半減のブラッキーあたりでした。

【選出パターン】

・対面&まひるみ選出

マスカーニャ/ドドゲザン+オーロンゲ+サザンドラ/ドドゲザン

・対面競り勝ち選出

マスカーニャ+ドドゲザン+エクスレッグ

・起点阻止選出

オーロンゲ+サザンドラ/バンギラス/ドドゲザン+@1

ハッサム入り専用選出

バンギラス+適当

【後語り】

お読みいただき、ありがとうございました。

来期からはパラドックスが解禁され、悪統一も3体の強化が入って楽しみです。

来期も今期を超えられるよう精進していきたいと思います。

それでは〜