【概要】
S26 最終714位 最終レート1844
今期はノルマの最終レート1800超えに加え、2回目の最終3桁、歴代最終レート更新という良い結果で終えることができました。
2月から剣盾のランクマは引退するため、最後に有終の美を飾れて良かったです。
構築はS24-25とほぼ同じで、3カ月間基本戦略を変えずにひたすら挑み続けました。
同じ構築で挑み続けたことで構築の練度が上がっていたことと、今期序盤に、が蔓延したおかげで、序盤から破竹の勢いでレートを上げられたのが功を奏したと思います。
一方で、中盤から終盤にかけてはHB@オボンなど始めとした柔軟な構築が台頭し、初手ダイマ戦法が通り辛い環境となり、成績が伸び悩んでしまいました。
最終日2日前にようやくサブロムが追いついて、少し順位が上がって現順位でフィニッシュ。おそらく、@命の珠が流行ってくれたのが追い風になった気がします。
2ロム体制のため、序盤でのレートを上げる速度が遅かったのが悔やまれる一方、保管していなかったら絶対レートを溶かしていたので、保管は賢い選択だったと思います。
構築の開発経緯などは前々期の構築記事も参照願います。
【使用パーティ】
♪デンドンデンドンデンドンデンドン♪
ランクマの闇に囚われようと!
残した思いが(3桁の)扉を開く!
無限の麻痺が阻もうと!
信じた仲間と勝利をつかむ!
犬もオーガも突破して!
制してみせるぜ 悪の道!
超・対面突破 イベルロンゲ!!!
【戦略と基本選出】
【基本戦略】
物理珠アタッカーので初手ダイマし、相手の構築をボロボロにしつつ数的有利をとり、とで詰めきる対面構築。
【構築の強み】
対面構築は、汎用性の高いポケモン達で交換せずに殴っていく前のめりな構築のため、交換しづらいタイプ統一と相性が良いと思います。
シンプルな戦略ですが、選出への依存度が高く、事故率も大きく、それぞれの駒の性能も高くないとあまり強くないです。
また、戦略がわかりやすいのでサイクル構築や受け構築に止められやすいのも弱点です。
そこで、この構築では対面構築でも勝てるように以下の3つのギミックを盛り込みました。
①オーロンゲの壁構築偽装
壁展開と初手ダイマ展開は対応策が全く異なるため、を初手ダイマを通しやすくなります。初手ダイマ後の後詰めとしても、が使いやすいのもポイントが高いです。
②物理型イベルタル
の初手ダイマは特性ダークオーラによってパワーを出しやすく、ダイアークの特防ダウンの追加効果も相まって、受け出しが容易ではないです。
そのため、相手は、、、などで受けてきます。受け回されると、こちらもサイクル戦を余儀なくされ、構築上、こちらが圧倒的に不利な展開となります。
そこで、相手のサイクルを初っ端から崩壊させるためにを物理型で採用しました。
また、本構築が物理に大きく偏っているため、対戦相手視点ではより一層は特殊型に見えやすかったかもしれません。
③3つのダイマ枯らし
初手ダイマ戦法をやったことがある人ならわかると思いますが、初手ダイマ戦法で重要なのは「初手ダイマで暴れること」<<<「相手のダイマを流す」ことにあります。
そのため、こちらのダイマが終了した後の相手の切り返しダイマを無効化できる動きが大切です。
本構築ではの「そらをとぶ」で2ターン、の「きあいのタスキ」で2ターン、の先制「みがわり」で3ターン、相手のダイマターンを枯らすことが可能なため、仮にこちらの初手ダイマが流されても、こちらも流すギミックが満載であり、イーブンの状況を作れる点は強かったです。
【打開策】
基本戦略が通らない軸に対しては、それぞれ特化枠を織り込んだ特化軸を設けて対応しました。
万能の基本選出3体+特化枠3体にすることで幅広く対応でき、勝率を上げられたと思います。
【選出】
・万能の基本選出
++
脳死で投げとけばなんとかなる、個人的に最強の対面選出3体。
交換せず、安定択を取ってるだけで勝てる試合が多かったです。
不意打ち3連射で素早さに関係なく負荷をかけれるのも強みの一つかと思います。
・軸
++
壁オーロンゲを強く意識されてるのか、初手にをほぼ投げられるので、のインファイトで削ってからを通すのが多かったです。
・+軸
++
脳死でのキョダイセンリツを打ってくるので、を受け出しするだけでイージーウィンが取れて楽でした。
・軸
++
サウザンアローをに当てないとはほぼ有効打がないため、その隙に眼鏡流星群を叩き込めると楽に勝てました。
【個別紹介(NN)】
①オーロンゲ (Titan)
ダイマスイパー (相棒)
我の構築定番のみがわり採用ハイブリッドアタッカー
(自分が発明者だと信じたい、、、しっぽ身代わりロンゲとかはいたけど)
軸が減り、、軸が増えたおかげで、前期よりが活躍する機会が増えました。
特に後述のが挑発を無くしたこともあり、、、のあくび展開にはを後投げすることで対処しました。
②ウーラオス (Blow)
ダイマストッパー
前期から「ちょうはつ」を「どくづき」に変更。
イベル対策として、、の並びを投げられることが前期以上に多くなり、に強く出るために打点としてどくづきを採用。
また、軸にも投げられるようになり、勝率が上がりました。
ちょうはつが無いと、で詰むため、先にを処理することがポイントになっていました。
③ワルビアル (Gang)
陽気なギャングが地球を揺らす
前期からの変更点なし。
前期構築2位の+のならびに対して、ダイスチルが刺さることが増え、俗に言う「見えない勝ち筋」を作れたのは偉かったです。
電気の一貫を切れる点はやはり優秀で、相手の選出圧になっていたと思います。
④バンギラス (Tyrant)
ラプラスキラー
前期から「ストーンエッジ」を「がんせきふうじ」に変更。
(※FFのマゾふぉるてさんからのアドバイス、感謝)
岩石封じの利点は下記の3点。
・命中率が高い
・弱点保険に対して、受け出し→がんせきふうじ→かわらわりをすることで確実に壁を壊せる
・、などの素早さを下げることができ、(S99)、(S98)、(S97)が上をとれる展開を作れる
は選出圧として優秀で、初手ののミラーにおいて、相手が特殊型の場合はダイマを躊躇させ、突っ込んできた場合は物理型と判断する材料となりました。
⑤サザンドラ (Hazard)
禁伝ドラゴンキラー
変更点なし。
今期から増えだした耐久パの軸、軸に強く、活躍の機会が増えました。
⑥イベルタル (Death)
破壊の権化
前期から変更点なし。
思い返してみると、6回のレート1800越えの内、5回がイベルタルin構築。
圧倒的な制圧力により、こちらの想定している有利展開を作れるのが大きく、名実ともに構築の要。
一方で、初手ダイマのはある程度警戒され、電磁波や後攻の尻尾を押し付けられたり、初手にを合わせられたりするケースも多々ありました。
そういうケースにも、この物理型は強く、すばやさが落ちても不意打ちで仕事ができ、威嚇を撒かれたり、やが剣舞した際にイカサマでダメージを与えることができたりと、悪い展開になりづらかったです。
挑発が欲しいケースはめちゃくちゃ多かったですが、他の4つの技が強すぎて採用できず、プレイングでカバーしました。
【後語り】
お読みいただき、ありがとうございました。
これにて、剣盾のランクマは引退します。(とりあえず9月まで)
今後、剣盾は仲間大会と剣盾段位戦を中心に細々と活動していく予定です。
少し、自分語りをします。
剣盾のランクマはS1の終盤からずっと悪統一で潜っていました。
最初は600族と準伝も禁止した縛りの悪統一エンジョイ勢で、順位は気にしていませんでした。
ちょうど一年前の去年の1月、冠1st終盤(S14)から悪統一で上位を目指すことを決め、、、、を解禁しました。
しかし、全然勝てず、一皮むけたのは竜王戦1stのS15からでした。
物理型珠イベルタルの初手ダイマ構築を偶然にも思いつき、「相手の虚をつく」「強い展開を相手に押し付ける」展開が自分に非常にあっていました。
そこからランクマや剣盾段位戦を通して自分の戦闘スタイル、勝ちパターンを確立できたことが大きかったです。
その後は、軸で1800越えを達成できたり、ダイマなし竜王戦、竜王戦2ndでも安定して1800越えを達成できたりと、良い結果を残すことができ、非常に充実した1年間でした。
来月からはポケモンLEGENDS アルセウスとBDSPのバトルタワーをのんびりやりながら、9世代の新作を待ちたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。